債務不履行の代表的類型が
- 履行遅滞
- 履行不能
この2つ。
宅建試験では必ず区別を問われます。
目次
履行不能とは?
履行不能とは、
契約の内容を実現することが不可能になった状態
ポイントは、
👉 もう実現できない
という点です。
イメージしやすいシチュエーション①(売買)
売買契約成立。
引渡前に建物が火災で全焼。
👉 引渡し不可能。
これが履行不能。
シチュエーション②(特定物売買)
特定の中古車を売る契約。
事故で全損。
👉 履行不能。
代わりの車で代替できない場合が典型例。
履行遅滞との違い【超重要】
| 項目 | 履行遅滞 | 履行不能 |
|---|---|---|
| 状態 | 遅れている | できない |
| 回復可能性 | ある | ない |
| 催告 | 原則必要 | 原則不要 |
履行不能は「催告なしで解除可能」な点が重要です。
成立要件のポイント
✔ 履行が客観的に不可能
✔ 債務者の責任がある場合は損害賠償
責任がない場合は、
損害賠償は原則発生しません。
効果(試験重要)
履行不能になると、
👉 契約解除可能
👉 損害賠償請求(責任ある場合)
が問題になります。
具体例
売主の過失で建物焼失。
👉 買主は解除+損害賠償請求可。
不可抗力(天災)の場合、
👉 損害賠償は原則不可。
よくあるひっかけ問題
❌ 履行遅滞と同じ扱い
→ 誤り
❌ 催告が必ず必要
→ 誤り
❌ 不可抗力でも損害賠償必ず発生
→ 誤り
❌ 一時的不能も履行不能
→ 原則区別される
債務不履行3類型まとめ
- 履行遅滞 → 遅れている
- 履行不能 → できない
- 不完全履行 → 不十分な履行
ここは整理必須です。
履行不能に関連する用語一覧
- 債務不履行
- 履行遅滞
- 解除
- 損害賠償
- 催告
- 不可抗力
- 契約成立
- 危険負担
- 民法
まとめ|宅建受験生が押さえるべきこと
履行不能とは、
👉 履行が不可能
宅建対策としては、
✔ 遅滞との区別
✔ 催告不要
✔ 責任ある場合は賠償
✔ 不可抗力との関係
ここを押さえれば民法は安定します。
